顧客データベースとは流通用語のひとつで、取引を行っている顧客の属性や取引履歴といった、様々なデータをコンピュータで管理している状態のことを言います。
この顧客データベースには、取引に使われる顧客番号をはじめ、カード番号や氏名や住所、電話番号や性別といった基本属性だけでなく、購入した日付けや購入した店舗、購入商品のジャンルや購入金額といった細かい情報が記載されています。
この情報をもとに顧客を分析しグループ分けすることで、個人も含めた顧客に対して、効果的なセールスを行ううえでの重要な情報源として活用することができます、これらの情報からどんな人がどのタイミングで、どんな物を購入したのかを割り出すことで、これからのビジネスに役立てることも可能です。
顧客の情報や購入に関する情報はすべてをデータベースにできるといっても過言ではなく、データベースにすることで数多くの情報を部署や担当者といった限られた人間にとどまらず、企業全体で必要な情報をシェアすることができるのです。
以前は顧客データベースの専用サーバーを設置するのは手間と費用がかかることから、設置を躊躇する企業も少なくありませんでしたが、現在ではクラウド型のデータベースを利用することにより、簡単で費用も抑えられるようになっています。