インターネット利用者がサーバー上にあるWebサイトにアクセスすると、サーバーにはその記録がアクセスログとして残ります。このログの中身を解析することをアクセス解析といいます。
では、アクセス解析をすると具体的にどのようなことがわかるのでしょうか。
たとえば、同一のIPアドレスをすべて抽出すれば、そのIPアドレスの利用者が何時何分に、サイトのどのページをどれぐらい見ていたのかということが調べられます。サイト上のあるページから別のページにアクセスするまでの時間がわかるからです。
午前0時にA.htmlというページにアクセスしたあと、午前0時1分ちょうどに同一サイト上のB.htmlというページにアクセスしていた場合であれば、A.htmlに1分間滞在していたということになります。
アクセス解析を行って、IPアドレスごとに長時間滞在していたページとすぐに離脱してしまったページを割り出せば、閲覧者にとって見応えのあったページと、興味のないページがアンケートなど採らずにわかるので、サイトのどのコンテンツを改修すればいいのか判断可能です。
また、どのようなキーワードを入力して検索サイトからWebサイトにアクセスしてきたのかもわかるので、たった今、多くの閲覧者が興味のあることも推測できます。