「DX(デジタル・トランスフォーメーション)」という言葉、最近よく耳にするけど、正直なところ、
「DXって、大企業がやるような、複雑で高額なシステムのことでしょう? うちみたいな小さな会社には、関係ないよ…」
そう思っていませんか?
確かに、DXって聞くと、大がかりなシステム投資とか専門知識が必要そうなイメージありますよね。
しかし、DXの本質は「デジタル技術を使って会社の課題を解決し、より良い会社に変えていくこと」で、実は意外とシンプルなんです。
また、DXは大企業だけのものでもないし、IT専門家のためのものでもありません。むしろ中小企業こそ、DXをうまく活用すれば大きなメリットがあるんです
このガイドでは、地方の中小企業の皆さんに向けて、DXをもっと身近に、分かりやすく解説していきます。DXで何ができるのか、どうやって始めればいいのか。具体的な事例も交えながら、丁寧に説明していきますので、最後までお付き合いください。
このガイドを読めば、きっとあなたもDXを始めたくなるはず!
目次
DXって何?
DX(デジタル・トランスフォーメーション)って聞くと難しそうですが、経済産業省「 デジタルガバナンス・コード2.0」によると以下のように定義されています。
企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、他の会社に負けない強みを確立すること
つまり、DXとは単にシステムを入れたり、紙の資料をデジタル化したりするだけじゃなくて、お客さまのニーズに合った新しいサービスを生み出したり、仕事のやり方を効率化したり、会社の文化も変えていったりすることです。
結果として、他社に負けない強みを作り、会社を成長させていく。そんなイメージです。
難しく考える必要はありません。これから、DXの基本から具体的な事例、成功のコツまで、分かりやすく説明していきます。
DXでどんなことができるの?
例えば、こんな悩み、ありませんか?
- 会社のパソコンでしかメールが見られなくて困ってる…
- 営業マンが帰ってこないと見積書が作れなくて、お客さんを待たせてしまう…
- 月末になると請求書作業で残業地獄…
- 毎朝、机の上の紙の山を整理するだけで一苦労…
こういう日々のイライラや「もっと楽にできないかなぁ」って思うことを、DXで解決できます。
DXで会社の仕事がこんなにラクに!スマートに!
- どこでも仕事ができる!
外出先でもスマホやパソコンで会社のシステムにアクセスできれば、メールチェックも見積書作成も、その場でサクッとできちゃいます。お客さんを待たせることも、月末の残業も減らせます。
- 欲しい情報がすぐ見つかる!
顧客情報や売上データ、図面なんかをデジタル化して一か所で管理すれば、必要な時にサッと探せます。紙の資料を探し回る時間も、保管場所に悩むこともなくなります。
- 会議や商談がスムーズに!
Web会議を使えば、遠くのお客さんとも顔を見ながらすぐに打ち合わせができます。移動時間や交通費も節約できるし、その分別の仕事に使える時間が増えます。
地方の中小企業が抱える4つの悩み
毎日バタバタ働いてるのに、なかなか会社が思うように成長しない…。実は、地方の中小企業の多くが、こんな悩みを抱えているんです。
①人材不足
ベテランが辞めていく一方で若手が採用できなくて、人手不足が深刻になってます。
経済産業省の調査「中小企業白書」によると、全国の中小企業の約65%が「人手が不足している」と回答しており、その割合は建設業で77.6%、運輸業で76.6%、宿泊/飲食業で73.9%と、特に深刻みたいです。
引用元:経済産業省「中小企業白書」第2部 中小企業のライフサイクル
少人数で仕事を回さなきゃいけないので、社員の皆さんが疲れ切ってるってケースも多いんじゃないでしょうか。
②生産性が上がらない
「昔からのやり方」を変えずに非効率な作業を続けてたり、部署同士の情報共有がうまくいってなかったりすると、なかなか生産性が上がりません。
2024年3月27日に開催された「ITイノベーターズ会議」(日経クロステック主催)でのアンケートでは、40.5%の企業が「7~9割(ほとんどの業務)」に効率化の余地があると回答し、23.8%が「10割(すべての業務)」と回答しています。
▼日経クロステック「生産性向上の鍵は「機動的な人材配置」、変革リーダーが指摘する人手不足感の正体」
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/02823/051000002/
③新しいお客さんを増やすのが難しい
既存のお客様だけに頼ってると、将来が不安定ですよね。
しかし、新規開拓しようにも時間も人手も足りないし、どうやったらいいかわからない…ってことありませんか?
東京商工リサーチのレポートによると、不況型倒産は全体の84.3%を占め、15年連続で80%台を維持しています。
引用元:東京商工リサーチ「全国企業倒産状況」
④DXへの理解不足
DXって言葉は聞いたことあるけど、具体的に何をすればいいの?うちの会社に合ったDXって何?って、なかなか踏み出せない経営者の方も多いんです。
「お金かけても効果あるの?」「ITは苦手だし…」「うちには関係ないんじゃ?」って思い込みが、DX導入の壁になってることも。
中小機構の「中小企業のDX推進に関する調査(2023年)」によると、DXの取組み状況は、
- 「既に取組んでいる」企業は14.6%
- 「取組みを検討している」企業は16.6.1%
- 「必要だと思うが取組めていない」企業は31.9%
- 「取組む予定はない」企業は37.2%
実際、中小企業庁の調査でも、DXに取り組んでる会社はまだまだ少ないんです。
こういった悩みを解決して、会社をもっと楽に、もっと成長させるために、DXは強い味方になります。
DXで会社の悩みを解決する具体的な方法
悩み1. 人手不足の解決策
人材不足って、ホントに頭の痛い問題ですよね。
特に地方の中小企業だと、若い人は都会に出てしまうし、会社の知名度が低くて応募が少なかったり、給料面で大企業に太刀打ちできなかったり…。
しかし、だからといって諦める必要はありません。DXをうまく使えば、少ない人数でも成果を上げられる可能性は十分にあります。
具体的には、こんな方法が
1. 無駄な作業を減らす
まずは日々の仕事を見直してみましょう。例えば、紙の請求書や見積書をデジタル化すれば、印刷や郵送、保管の手間が省けます。
また、同じような内容の資料を何度も作成している場合は、テンプレート化したり、データベースを構築したりすることで、作業時間を大幅に短縮できます。顧客管理や在庫管理なども、専用のシステムを導入すれば、データ入力や集計作業を自動化でき、業務効率が格段に向上します。
例えば、ある製造業の会社では、手書きの見積書をシステム化したら、見積書作成の時間が大幅に減って、営業マンがもっとお客さんと話せる時間が増えたそうです。
また、RPAという技術を使えば、データ入力みたいな単純作業をロボットに任せられます。
2. 外部の力を借りる
近年注目されているのが、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)の活用です。BPOとは、経理や人事、総務、顧客対応など、会社の業務の一部を外部の専門業者に委託することです。
BPOを活用することで、社内の人員をコア業務に集中させることができ、人材不足の解消に繋がります。また、専門性の高い業務をプロに任せることで、業務の質向上も期待できます。
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3. 働きやすい環境を作る
人材確保には、会社の魅力をアピールすることも大切です。
例えば、会社のホームページや求人サイトで、社員インタビューを載せたり、写真や動画で会社の雰囲気を伝えたりするのも効果的です。
また、社員の成長を応援する制度を作るのもいいですね。資格取得の補助をしたり、テレワークやフレックスタイムを導入したり。
例えば、アフラック生命保険株式会社では、テレワークを始めてから20-30代の女性の離職率が半分になったそうです。
こういった取り組みを組み合わせれば、人手不足も少しずつ解消でき、会社の成長にもつながるはずです。
悩み2. 生産性の低下の解決策
「毎日残業続きで、なかなか家に帰れない…」
「いつも時間に追われて、余裕がない…」
こんな風に思ってるなら、それ会社の生産性が低いせいかもしれません。
前記し通り、日経クロステックの記事では、ほとんどの会社が「まだまだ効率化できるところがある」と回答しています。
つまり、多くの会社には生産性を上げる余地が十分にあるということです。
DXを上手く活用すれば、生産性を大きく向上させることができます。具体的には、次の2つの方法がおすすめです。
1. 情報共有の改善
「あの資料、どこいったっけ?」
「あの件、誰に聞けばいいんだっけ?」
そんな風に、情報を探すのに時間を取られてしまうことはありませんか?
部署ごとにバラバラに管理されている情報や、特定の人しか知らない情報は、仕事の効率を下げるだけでなく、ミスやトラブルの原因にもなりかねません。
DXを活用すれば、こういった問題を解決できます。
● 社内ポータルやチャットツールを導入
社内ポータルは、会社全体の情報を一元管理できるシステムです。お知らせや社内規則、各種申請書類などをデジタル化して掲載することで、社員はいつでも必要な情報にアクセスできるようになります。
また、チャットツールを導入すれば、社員同士がリアルタイムにコミュニケーションを取ることができ、情報共有がスムーズになります。
● 顧客情報や売上データなどを一括管理
顧客管理システム(CRM)や販売管理システムなどを導入すれば、顧客情報や売上データ、見積書、請求書など、様々な情報を一元管理できます。
必要な時にすぐに情報を見つけられるだけでなく、データ分析によって、売上向上やお客様の満足度向上のためのヒントを得ることもできます。
2. データの可視化
感覚的に「どうも効率が悪いなぁ」「もっとうまくやれるはずなのに…」と感じていても、具体的な問題点や改善策を見つけるのは難しいものです。
そんな時こそ、DXの出番です。会社の状況をデータで「見える化」してみましょう。
例えば、生産管理システムを導入すれば、
- どの工程にどれくらい時間がかかっているのか
- どの製品の不良率が高いのか
- どの機械の稼働率が低いのか
といったことがデータで分かります。
これらのデータを分析すれば、生産プロセスの問題点が見えてくるはずです。
また、Webサイトにアクセス解析ツールを導入すれば、
- どのページがよく見られているのか
- どのページからお問い合わせが多いのか
- どの広告が効果的なのか
といったことが分かります。
これらの情報を元に、より効果的なマーケティング戦略を立てることができるでしょう。
このように、DXを活用してデータを収集・分析することで、具体的な改善点が見えてきます。それをもとに業務プロセスを見直せば、会社全体の効率アップにつながるはずです。
悩み3. 販路拡大の解決策
新規顧客を増やして売上アップ!
そんな思いで日々奮闘している方も多いのではないでしょうか。でも、従来の営業方法だけでは限界を感じていませんか?
飛び込み営業や電話営業。時間と労力はかかるのに、なかなか成果が出ない…そんな悩みをよく耳にします。
実は、こういった販路拡大の悩みを解決するのに、DXが大きな力を発揮するんです。
最近では、ほとんどの人が何か欲しいものがあると、まずネットで検索しますよね。Googleの調査によると、半数以上の人が商品を買う前に5つものサイトをチェックするそうです。これは、過去最高の数字なんだとか。
つまり、ネットをうまく使えば、新しいお客様との出会いのチャンスがグッと広がるということです。
1. ネットを使って、もっとたくさんのお客様にアピールする
①会社の顔となるホームページを作成
あなたの会社には、ホームページがありますか?ホームページは、会社の顔であり、24時間365日、お客様に情報発信できる強力なツールです。
会社概要や事業内容、商品・サービスの魅力を分かりやすく伝えるだけでなく、お客様からのお問い合わせや資料請求を受け付ける窓口としても活用できます。
特にBtoB企業の場合は、お客様がネットで下調べをしてから問い合わせてくることが多いので、ホームページの存在は本当に重要です。
②SEO対策で、検索エンジンの上位表示を目指す
せっかくホームページを作っても、お客様に見てもらえなければ意味がありません。そこで、重要となるのがSEO対策です。
SEOとは、「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」の略で、Googleなどの検索エンジンで、自社のホームページを上位表示させるための施策のことです。
検索エンジンで上位表示されれば、より多くの人にホームページを見てもらえます。結果、問い合わせが増えて、売上アップにつながります。
③Web広告で、ターゲットを絞った広告配信
Web広告は、インターネット上で特定のターゲット層に向けて広告を配信できるサービスです。
年齢や性別、地域、興味関心など、さまざまな条件でターゲットを絞り込むことができるため、より効率的に見込み顧客にアプローチすることができます。
しかも、予算に応じて柔軟に運用できるのがいいところです。
2. お客様との絆を深める
新しいお客様を増やすのも大切ですが、既存のお客様との関係を大切にするのも忘れちゃいけません。リピーターを増やすことで、安定した売上が見込めます。
DXツールを活用することで、お客様との繋がりを強化し、お客様の満足度を高めることができます。
①メールマガジンで、有益な情報発信
メールマガジンは、お客様に最新情報やお得な情報を定期的に配信するツールです。
新商品のお知らせやお得な情報を定期的に配信すれば、お客様との接点を保てます。
さらに、お客様の属性や行動履歴に応じて内容をカスタマイズすれば、より効果的なマーケティングが期待できます。
②アンケートで、顧客の声を収集
お客様の生の声を聞くことで、商品やサービスの改善につなげられます。
オンラインアンケートツールを活用すれば、お客様にアンケートを簡単に回答してもらうことができます。
アンケート結果を分析することで、商品開発やサービス改善に活かすことができるだけでなく、お客様の声に耳を傾ける姿勢を示すことで、信頼関係も築けるはずです。
③SNSで、気軽にコミュニケーション
FacebookやTwitter、InstagramなどのSNSは、お客様と双方向のコミュニケーションが取れるツールです。
商品やサービスに関する情報を発信するだけでなく、お客様からの質問や意見に返信したり、キャンペーン情報を発信したりして、お客様との距離を縮められます。
また、お客様が自社の商品やサービスについて投稿した内容を共有したり、コメントを返したりすれば、口コミ効果も期待できます。
DXを活用した販路拡大は、従来の方法に比べてコストも抑えられて、効率的。しかも、より多くのお客様にアプローチできます。ぜひ、チャレンジしてみてください。きっと新たな可能性が開けるはずです。
悩み4. 情報不足・DX理解不足の解決策
「DXって、なんだか難しそう…」
「何から始めればいいのか、さっぱり分からない…」
DXという言葉はよく耳にするようになりましたが、実際どんなメリットがあるのか、どう始めればいいのか、具体的なイメージを持つのは難しいですよね。
特に中小企業の経営者の方なら、
「ITは苦手だし…」
「費用対効果がよく分からないし…」
「うちの会社には早すぎるかな…」
なんて思っているかもしれません。
実際、中小機構の「中小企業のDX推進に関する調査(2023年)」によると、6割以上の企業が「DXに取り組む予定はない」と答えているそうです。結構多いですよね。
しかし、DXは決して大企業やIT企業だけのものじゃありません。むしろ、中小企業こそDXをうまく使えば、大きなメリットが得られる可能性があるんです。
情報不足・DX理解不足を解消して新たな一歩を踏み出すために、以下3つのポイントを押さえておきましょう。
1. まずは情報収集! 専門家に相談してみよう!
情報収集の方法はいろいろあります。
①インターネットで情報収集
インターネットで[ DX ] [ 中小企業 ] [ 事例 ]といったキーワードで検索してみるのはどうでしょう。
経産省や中小企業庁のサイトには、DXに関する詳しい情報が載っています。民間企業のサイトでは、実際のDX導入事例なんかも見られますよ。
②セミナーに参加
地域で開催されるDXに関するセミナーに参加してみるのも良いでしょう。専門家の話を直接聞けるし、他の参加者との交流で新しい発見があるかもしれません。
商工会議所や金融機関などが主催するセミナーは、無料で参加できるものも多いので、気軽に情報収集できます。
③専門家に相談
でも、「情報を集めてみたけど、うちの会社で何をすればいいのか分からない…」なんて時は、思い切って専門家に相談してみましょう。
DXコンサルタントやITの会社なら、あなたの会社の状況を聞いて、最適なDX戦略を提案してくれるはずです。
2. 小さなことからコツコツと!
DXって聞くと、大がかりなシステム導入とか、会社全体の大改革みたいなイメージがあるかもしれません。
でも、そんな大掛かりなことをいきなりする必要はありません。まずは小さなことから始めてみましょう。
例えば、
- 社内の情報共有をスムーズにするために、無料のチャットツールを導入してみる
- 紙で管理していた顧客情報を、Excelでデータベース化してみる
- Web会議システムを導入して、会議の効率化を図ってみる
といったように、比較的簡単に導入できるツールやサービスから試してみるのがおすすめです。
こういった小さな成功体験を積み重ねていけば、社員のDXへの理解も深まるし、より本格的なDX推進にもつながっていくはずです。
3. 頼れる仲間を見つけよう!
DXは一人でするものじゃありません。社内でDX推進チームを作ったり、外部の専門家と協力したりすることで、より成功の可能性が高まります。
私たちアール株式会社は、中小企業のDX推進をサポートする会社です。
Webサイト制作やシステム開発はもちろん、DX戦略の立案から補助金申請のサポートまで、DXに関するさまざまなサービスを提供しています。
「DXに興味はあるけど、何から始めたらいいのか分からない…」
「DXツールを導入したいけど、自社に合ったものを選んでほしい…」
そんな悩みがある方は、ぜひお気軽にご相談ください。
DXは決して難しいものじゃありません。小さな一歩から始めてみませんか?きっと、あなたの会社に新しい可能性をもたらしてくれるはずです。
DX導入に必要なこと
DXを導入するにあたって、気になるのは「コスト」と「セキュリティ」ではないでしょうか。
確かに、新しいシステムを入れたり、専門家に頼んだりすると、それなりにお金はかかります。それに、大事な顧客情報を扱うわけですから、セキュリティの心配も出てきますよね。
しかし、安心してください!DX導入のコストを抑え、安全性を確保するための方法も、ちゃんと用意されています。
コスト削減:DX導入を支援する補助金・助成金制度を活用
DXを導入したいけれど、費用面がネックでなかなか踏み切れない… そんな悩みをお持ちの経営者の方も多いのではないでしょうか。
実は、国や自治体では、中小企業のDX推進を支援するさまざまな補助金・助成金制度を用意しています。これらを活用することで、DX導入にかかる費用の一部を補助してもらうことができ、コストを大幅に軽減することができます。
補助金・助成金制度は、対象となる事業や要件、補助率などがそれぞれ異なります。そのため、自社の状況に合った制度をしっかりと見極めることが重要です。
- IT導入補助金
中小企業のITツール導入を支援する制度で、業務効率化やデジタル化を促進します。
- ものづくり補助金
中小企業の生産性向上や新事業展開を支援する制度で、DX推進に関連する設備投資にも活用できます。
- 事業再構築補助金
ビジネスモデルの転換や新分野展開を支援する制度で、DXに関連する取り組みにも適用可能です。
- 小規模事業者持続化補助金
小規模事業者の販路開拓や業務効率化を支援する制度で、DX関連の取り組みにも利用できます。
- 地方自治体独自の補助金・助成金
各地方自治体でもDX推進に関連する独自の支援制度を設けています。例えば
– 札幌市:DXモデル創出補助金
– 福島県:建設DX人材育成支援事業補助金
– 東京都:サイバーセキュリティ対策促進助成金
– 大阪府:スマートシティ戦略推進補助金
– 北九州市:中小企業技術開発振興助成金(DX関連)
– 大分市:小規模事業者競争力強化支援事業補助金
これらは、DXに関する設備投資、システム構築、外注費などの経費に適用できる場合が多く、補助率は1/2から3/4程度になっています。
ただし、同一事業に対して複数の補助金を併用することはできないなど、申請時には注意点もあるため、各制度の詳細や最新の情報については、経済産業省や各自治体のWebサイト、または地域の商工会議所などに確認することをお勧めします。
アール株式会社では、お客様の状況に合わせて、最適な補助金・助成金制度のご紹介や申請サポートも行っています。「どんな制度があるのか分からない」「申請手続きが複雑で面倒…」といったお悩みをお持ちの方は、お気軽にご相談ください。
セキュリティ対策:安心して使えるDXツールを選び、万全の対策を!
DXツールを導入する際には、セキュリティ対策も重要なポイントですよね。特に、顧客情報や企業秘密など、重要なデータを扱う場合は、セキュリティ対策を怠ると、情報漏洩やサイバー攻撃といったリスクに晒される可能性があります。
そのため、DXツールを選ぶ際には、セキュリティレベルの高さを重視する必要があります。
私たちアール株式会社がおすすめするGoogle Workspaceは、高いセキュリティレベルを誇り、安心して業務に導入できます。
Google Workspaceは、世界中の企業や組織で利用されていて、セキュリティ対策にも大きな投資を行っています。また、データセンターは厳重なセキュリティ体制で管理されていて、万が一のトラブル発生時にも迅速な対応が可能です。
セキュリティ対策は、DX導入を成功させるための重要な要素の一つです。信頼できるパートナーと連携し、安心してDXを進めましょう。
▼Google Workspace
https://workspace.google.com/intl/ja/
DX導入を成功させるための7ステップ
DXの導入は簡単ではありませんが、適切に計画を立て実行すれば、大きな成果を上げることができます。
ここでは、DX導入を成功させるための7つのステップを紹介します。
1. どんな会社にしたいか、目標を明確にしよう!
DXを導入する目的は、会社によってさまざまです。まず始めに、DX導入によって何を達成したいのかを明確にしましょう。
- 従業員の負担を減らし、働きやすい環境を作りたい
- 業務を効率化し、生産性を向上させたい
- 新しい顧客を獲得し、売上を伸ばしたい
- 会社のブランドイメージを高めたい
など、目標が明確になれば、その後の取り組みの方向性が見えてきます。
2. 会社の現状を分析し、課題を抽出!
次に、自社の現状を分析し、課題を洗い出します。
- どの業務に一番時間がかかっているのか?
- どの業務でミスが多いのか?
- お客様の満足度を高めるためには、何が必要か?
- 社員が働きやすい環境を作るためには、どんな取り組みが必要か?
など、多角的な視点で分析を行いましょう。
3. 課題解決に役立つツールやサービスを選定しよう!
課題が明確になったら、それを解決するためのツールやサービスを選びます。
業務効率化のためのツール
- グループウェア
- タスク管理ツール
- 顧客管理システム(CRM)
- 会計ソフト
- 請求書発行システム
- Web会議システム
顧客との関係構築のためのツール
- メール配信システム
- オンラインアンケートツール
- SNS運用ツール
販路拡大のためのツール
- ホームページ
- SEO対策ツール
- Web広告運用ツール
などなど…。
自社のニーズに合ったものを選定しましょう。専門家のアドバイスを受けるのも良いでしょう。
4. まずは一部署で試験導入してみよう!
いきなり全社的にDXツールを導入するのではなく、全社的な導入の前に、まずは一部署で試験的に導入してみましょう。
試験導入することで、
- 実際にツールを使ってみて、使い勝手や効果を検証できる
- 社員の反応や意見を収集できる
- 導入に伴う課題や問題点を洗い出すことができる
といったメリットがあります。
試験導入の結果を踏まえ、本格導入に向けて、必要な調整や改善を行うことができます。
5. 本格導入と社内への浸透
試験導入の結果を踏まえて、全社的な導入を進めます。
本格導入する際には、
- 全社員への導入説明会の実施
- 操作マニュアルの作成
- ヘルプデスクの設置
など、円滑な導入のための準備をしっかり行うことが大切です。
また、本格導入後も、定期的に効果を検証し、必要があればツールや運用方法の見直しを行いましょう。
6. 効果測定に基づき、継続的に改善
DX導入後は、定期的に効果を測定し、必要に応じて改善を行います。
例えば、
- 業務効率化:残業時間の削減、業務処理時間の短縮
- コスト削減:印刷費・郵送費の削減、人件費の削減
- 売上向上:新規顧客獲得数、顧客単価の向上
- お客様の満足度:アンケート結果、リピート率
など、具体的な指標を設定し、データに基づいて評価・改善を行いましょう。
効果測定の結果を踏まえ、必要があれば、DXツールや運用方法の見直しを行い、PDCAサイクルを回していくことで、より効果的なDX推進を実現することができます。
7. DXを定着させ、会社を成長させよう!
DXを一時的な取り組みではなく、企業文化として定着させることが重要です。
そのためには、
- 経営層がリーダーシップを発揮し、DX推進を積極的に支援する
- 現場の意見を聞き取り、社員を巻き込みながら進める
- 成功体験を共有し、社員のモチベーションを高める
- 変化を恐れず、常に新しい技術やサービスを取り入れていく
などが大切です。
DXは、企業をより効率的に、より競争力のあるものにするための強力なツールです。これらのステップを参考に、着実にDXを進めていくことで、きっと大きな成果を得ることができるはずです。
Google Workspaceでさらに便利に!会社を進化させよう!
DXを推進する上で、ぜひ活用していただきたいのが、Google Workspaceです。Google Workspaceは、Googleが提供するクラウド型のグループウェアサービスです。
メール、カレンダー、ドキュメント作成、ビデオ会議、ファイル共有など、ビジネスに必要なさまざまなツールが一つにまとまっており、場所を選ばずに、いつでも、どこでも、誰とでも仕事ができる環境を実現できます。
Google Workspaceの魅力
いつでも、どこでも、誰とでも仕事ができる!
インターネット環境さえあれば、会社のパソコンだけでなく、自宅のパソコンやスマホ、タブレットからでも、必要な時にいつでもアクセスできます。
外出先でも会社のメールを確認したり、資料を編集したりすることができるので、場所に縛られずに柔軟な働き方が可能になります。
また、複数のメンバーで同時に同じ資料を編集したり、コメントをやり取りしたりすることもできるので、チームワーク向上にも役立ちます。
さまざまな機能が揃っていて、とっても便利!
Google Workspaceは、メール、カレンダー、ドキュメント作成、ビデオ会議、ファイル共有など、ビジネスに必要なさまざまなツールが一つにまとまっています。
これまで別々に使っていたツールがGoogle Workspace一つにまとまるので、複数のアカウントを使い分ける必要がなくなり、ログインの手間も省けます。
また、それぞれのツールがシームレスに連携しているので、例えば、Gmailで受け取ったメールの内容を、そのままGoogleドキュメントにコピー&ペーストしたり、Googleカレンダーに予定を登録したりといった操作がスムーズに行えます。
簡単に始められて、料金も安心!
Google Workspaceは、難しい設定は不要で、簡単に使い始めることができます。(導入時はアールがサポートいたします)
また、料金プランも分かりやすく、月額制なので、初期費用を抑えて導入することができます。中小企業向けのプランも用意されており、必要な機能だけを選んで利用できるので、無駄なコストをかけずに済みます。
Google Workspaceがあれば、こんなことも!
会社の情報をリアルタイムで共有できる!
Googleドキュメントやスプレッドシート、スライドなどのツールを使えば、チームで同時に資料を作成したり、編集内容をリアルタイムで共有したりすることができます。
従来のように、メールでファイルを添付してやり取りする必要がなくなり、常に最新版の資料を共有できるので、情報共有の効率化、ミスやトラブルの防止に繋がります。
場所を選ばずに会議や商談ができる!
Google Meetを使えば、遠方の顧客や取引先とも、簡単にビデオ会議を行うことができます。
移動時間や交通費を削減できるだけでなく、オフィス以外でも、自宅や外出先から会議に参加できるので、柔軟な働き方を実現できます。
また、画面共有機能を使えば、資料やデータを見ながら説明できるので、よりスムーズで分かりやすいコミュニケーションが可能です。
顧客とのコミュニケーションを強化できる!
GmailやGoogleカレンダー、Google Meetなどのツールを活用することで、顧客とのコミュニケーションをより密接に、そして、効率的に行うことができます。
例えば、Gmailで顧客とのメールのやり取りをスムーズに行ったり、Googleカレンダーで顧客とのアポイントメントを共有したり、Google Meetでオンライン商談を行ったりすることができます。
また、Googleフォームを使えば、お客様の満足度調査などのアンケートを簡単に作成・配信することができます。
Google Workspaceは、DX推進を強力にサポートしてくれるツールです。ぜひ、この機会に導入を検討してみてはいかがでしょうか?
10分で読める!小さな会社の成長物語
地方の小さな企業が、デジタル化を通じて新しい未来を築く過程を描いた物語です。アールとの出会いを通じて、課題を解決し成長していく姿は、同じような境遇の企業様にとってのヒントになるはず。ご一読ください。
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