【実績紹介】 Webサイトリニューアル + Webコンサルティング + コンテンツ制作代行
株式会社 ミカサ 様
水を必要とせず汲み取りがいらない、さらには悪臭もでない、画期的で自然にも優しい自己処理型トイレとして注目を浴びている【バイオトイレ(バイオミカレット)】の製造・販売・レンタルを中心に貸倉庫の運営なども行っている株式会社ミカサ様。
「下水道環境のない場所に快適なトイレを」と、県内外問わずトイレ環境の整っていない多くの場所に、バイオトイレをはじめとする自己処理型トイレの提供を行っています。
また、2014年より開発途上国の社会・経済の開発を支援するためのODA事業にも参加。ペルーやカメルーンへもバイオトイレを設置するなど、海外の途上国へに向け、トイレの普及と環境整備にチャレンジし続けています。
今日は、株式会社ミカサ 三笠大志社長にWebマーケティングの導入についてのお話を伺いました。
目次
会社の将来を見据え、Webマーケティング導入を決意
【アール株式会社】代表取締役社長 衛藤 秀峰(写真左)
― ミカサさんは2014年に最初のホームページリニューアルのタイミングでお声掛けいただき、昨年再びリニューアルを行わせていただきました。まず、こうした自社のホームページリニューアルに取り組もうとお考えになったきっかけや理由があれば教えてください。
【株式会社ミカサ】代表取締役社長 三笠 大志 様(写真右)
競合他社さんのサイトと比較したとき、自社のホームページは内容も薄く、たまに新着情報を更新するくらいで、当時はせっかく予算をかけて作ったホームページを上手く活用できていませんでした。
ですが、どんどん情報化社会が加速化していくなかで、名刺や看板と同じような位置づけにしかなっていない自社のホームページに対し「本当にこのままでいいのか?」という思いを、漠然となのですが感じていました。
私自身が以前サラリーマンをしていた時代にIT業界にいたということもあり、将来経営においてホームページ運用を運用することの重要性は、常に頭のどこかにはありました。
そんな中、2015年に、先代である父から会社を引き継ぎ、自らが会社を牽引していかなければならないという立場になり、改めてこれからの会社運営を考えた際、時代のニーズを考えても「Webに力を注ぐべきタイミングは今だ!」と思い、再度リニューアルに踏み切りました。
― 数ある制作会社の中で、弊社を選んでくださった決め手はどんな点だったのでしょうか?
今だから言いますが、実は他の制作会社さんにも問い合わせなどはしていたんです(笑)。
でもアールさんにお願いしようとなった一番の決め手は、衞藤社長をはじめとするスタッフの方々がホームページのことはもちろん、将来の会社経営に対しての考え方が私と近かったということがあります。
もちろんサイトリニューアルにかかる制作料金など金額的な側面も大切ですが、何より価値観や考え方が自分と最も近いと思えたのがアールさんでした。
― そう言っていただけるのは大変光栄ですし、ありがたいお言葉です。
それとアールさんが提案してくださった【Webマーケティング】に取り組むためのホームページ作りは、私が常々感じていたWebの可能性や重要性に通じるものがありましたし、すごく納得できました。
Webを通じて「バイオトイレ」を販売する・レンタルする仕組みを確立したい
― ミカサさんは主にBtoBのビジネスを展開されていますが、Webマーケティングに取り組む背景には、どんなお気持ちがありましたか?
弊社のクライアントは土木・建設業や公共機関、政府機関などが圧倒的に多く、約8割がBtoBのビジネスです。しかも取引先は県内外、広くは海外までも視野に入れていますので、「足で稼ぐ営業マン」に頼るような営業スタイルでは継続的な売上を上げ続けるのは難しくなるはずだと考えていました。
また弊社は何十人も社員を抱える大企業ではありません。だからこそWebサイトが「バイオトイレ」の販売・レンタル事業の「営業窓口」となり「顧客の入口」として活用することも大切だと思ったんです。
そのためには「バイオトイレ」を必要としているユーザーさんにとって、「これはいい!」「分かりやすい」と目に留まり、役立ててもらえるWebサイトでなければならないと感じました。
― 確かに御社の場合、他の小売業などの業態と異なり、ニッチなターゲット層に対しての戦略が必要ですよね。そうなると、新聞や雑誌広告など「宣伝」からの顧客流入はなかなか難しい面もありますから、本当に必要な情報を必要な人に届けられ、探してもらえるWebのニーズは高いのではないかと思っています。
では、Webマーケティングの導入を決められた際、不安などはありませんでしたか?
これから先、Webを活用した事業展開は必ず必要だと考えていましたので、不安というのはあまりありませんでした。むしろ競合他社よりも、一歩前にすすんだ戦略で前進していきたいという気持ちのほうが大きかったですね。全国に数ある競合のなかから「選ばれる」という目的がありますので、前向きに取り組んでいけました。
Webサイトリニューアルの制作期間は、自社を見つめ直す機会にもなった
― 今回Webサイトのリニューアルまでには約3ヶ月と長い期間一緒にWebマーケティングに取り組むためのサイト作りを進めさせていただきましたが、率直な感想をお聞かせください。
今回のリニューアル前のWebサイトもアールさんに制作をお願いしていましたが、あの時はWebを活用したマーケティングというところまでは意識して取り組んでいなかったので、デザイン的な部分ばかりを重視していた記憶があります。
しかし今回のリニューアルに関しては「マーケティング」という目的のもとでのホームページづくりでしたので、アールさんとの打合せに関しても弊社の事業内容の「根っこ」の部分から話をさせていただけたように思います。
― 単に「ホームページを作る」というだけでなく「マーケティングに取り組む」という目的があってのお打ち合わせでしたので、かなり時間もかかりましたし三笠社長にも毎回たっぷりと時間をとってていただき感謝しています。打合せの際、テーマにもさせていただいた御社の「強みや弱み」また「ターゲットユーザーの嗜好分析」などは実際に行ってみていかがでしたか?
なかなか普段、自分の会社や業務について「客観的に見直す」という機会もありませんでしたので、とても貴重な時間になりました。
特に弊社のターゲットとなるお客様の人物像を設定する「ペルソナ設定」は、架空でありながらも、顧客のイメージ像も生活スタイルや好みまでも細かくイメージしながら作ったりと、とても面白かったですね。
自分達の目線では気づけなかった部分を認識することができ、自社の改善点もまとめられてよかったです。
― 改めて自社の強みや弱みをしっかりと把握する機会ってないですからね。Webサイトの仕上がりや周囲のリアクションなどはどうですか?
今回のリニューアルは非常に満足できるものができたと思っています。Webを通じた顧客の獲得は、時間のかかることだと思っていますので、問い合わせ数自体はまだまだこれからだと思いますが、レンタルの問い合わせなどはWebサイトでの検索後、お電話でいただく方も増えてきていますので、リニューアルしたことによる良いリアクションを実感しています。
また既存のお客様や取引先の方からも「ホームページに載っていた内容なのですが…」と言われることもあり、こちらの予想以上にホームページを見て下さっているようです。だからこそ、いい情報や役に立つ情報を、今後も着実に発信しなければならないと思っています。
時代のニーズに応えつつ確かなポリシーのある企業として成長し選ばれたい
― Webマーケティングは、Webサイトのリリースがゴールではなくスタートになります。リリース後、「バイオトイレ」を必要と感じ探している方にとって、いかに「良質で役立つコンテンツ」を提供できるかも、顧客獲得の大きな分かれ道になってきます。
Webサイト自体が、【営業マン】になるということですよね。
お客様が必要とし、役に立つ情報を発信することは、「結果」につながるということについては、リニューアル後の現在もとても実感しています。
見た目がよくても中身がスカスカなサイトでは機能しない、ということをアールさんと一緒にリニューアルに取り組むうえでしっかりとこちらも学ばせていただきましたからね。
しかしこの「中身=コンテンツ」も、質の良いものを積み上げていく、というのは大切だとは分かっていながらも、実際に取り組むとなるととても大変ですし、難しいですね。
― 難しいことであるからこそ、質の高いコンテンツ制作のためのお手伝いを今後も弊社と共に取り組ませていただけたらと思っています。では最後に、今後のミカサさんのトイレ事業として展望、またそうした事業展開を踏まえた上でのWebマーケティングに期待することなどあれば教えてください。
弊社事業に関しては、日本各地はもちろんODA事業ではペルーやカメルーンをきっかけに今後もますます「海外」というフィールドでの展開も視野に入れていますので、例えばwebサイトも多言語対応にするなどWebを拠点としたビジネスには、今後も積極的に力を入れていきたいですね。
将来的には、ホームページ上で在庫が確認出来るようになればいいなとも思っていますし、Webを通じた経営にはしっかりと投資していきたいと考えています。
会社の規模感だけで選ばれるのではなくポリシーがしっかりとした企業こそ、これからの「選ばれる」存在だと思っていますので。
― Webマーケティングを軌道に乗せるまでには、長期的な労力と時間が必要ですので、今後もサポートさせていだだけたらと思います。今日はありがとうございました。