Webサイトの運用は大切な事業のひとつ。「ジュエリー選びの架け橋」として有効に活用していきたい
企業profile
代表:橋本 せいじ
業種業態:宝石販売業
サイトリリース日:2021.02.22
「ジュエリーハシモト」の屋号で1981年に創業。外商専門の宝石店として既製品の宝石・ジュエリーの販売からオーダーメイドジュエリーの製作やリフォームなど、ジュエリーファンのあらゆるニーズに応えてくれるお店として、長きにわたり支持されているお店です。
創業40周年を迎えた2021年には店名を【ジュエリーズ ハシ】と新たにし、さらに店舗も移転。
そして弊社のWebサイト構築プラン【 PLUG(プラグ)】にてWebサイトのリニューアルにも着手するなど、節目となる年に、一歩一歩着実に新たな取り組みを行われています。
今回は【ジュエリーズ ハシ】の橋本さんにWebサイトに対する取り組み方や考え、そして今後の展望などについてお話を伺いました。
事業について
「物心ついたときから身近にジュエリーがあった」という橋本さん。幼いころから目にしてきた宝石商という仕事を自分の生業とすることに対しても、ごく自然に受け入れてこられたそうです。
橋本さんは現在、代表としてジュエリー販売はもちろん、お客さまからのご相談まで『ジュエリーとお客様との架け橋に』を経営理念に事業を行われています。
「宝石商」の道を歩んだ経緯について経緯について教えてください。
大学卒業後、関西の百貨店に勤務したときに、父の店以外ではじめて宝石やジュエリーの知識・接客について経験を積みました。その後地元に戻り、父の店で宝石やジュエリーの外商に従事し24年が経ちました。
父が店を営んでいた頃、父には父が培ってきたお客様が、私は私で長くお付き合いくださっているお客様がいる、というようにそれぞれのスタイルでお客様のニーズに応え、信頼関係を築いてきたように思います。
華やかなイメージのあるジュエリー販売の世界。どんなことを大切にしていますか?
Webサイトにも掲げていますが、うちの信条は【ジュエリーとお客様との懸け橋に】です。
お客様がどんなものがお好みで、今どんなものを求めているかを的確に見極めながら、最高のジュエリーに出会えるお手伝いをすることを大切にしています。「ジュエリーの目利き」として、どれだけ満足度の高いものを提案できるかが勝負なので。
ファッションと同じでジュエリーも時代によって流行りがありますし、逆にずっと変わらない普遍的な魅力もあります。だからこそ宝石商としての勉強は欠かさないですし、展示会などでも常にアンテナを張り巡らせていますね。
Webサイトリニューアルのきっかけ
旧Webサイトについてや、今回リニューアルをしようと思った背景には、新型コロナによって生まれた「時間」がきっかけとなったようです。
旧Webサイトはすべてご自身で作成。その理由は?
旧Webサイトを自分で作ろうと思ったのは、新型コロナウィルスの感染拡大でした。
以前のようにお客さんのところへ行き来するのが難しくなり、それまで慌ただしく外商などの営業活動に追われていたなかで、少しだけ「時間」のゆとりができたからなんです。
対面での接客などができない分、普段なかなかできていなかったデスクワークにも少し腰を据えてできる時間ができたんですよね。
せっかく時間もあることだし、前々から漠然と「そろそろホームページぐらいは作らないとなぁ」と思っていたことも重なり、それなら「自分でWebサイトをつくってみようかな?」と思って、自力で作ってみたんです。
その時は正直、Webサイトを自分で作ることに対してはあまり深く考えずにっていうか・・・(笑)。自分で作ってみてカタチになればそれでいいし、無理だったらその時考えよう!というくらいの気持ちで、Wordpressの説明本を購入し、それを読みながら作っていきました。
自作した旧Webサイトからなぜリニューアルをしようと考えたのか?
実は自分で作ったWebサイトをリリースしたところ、結構お問い合わせなども増えてきて反応があったんです。
この経験ではじめてWebサイトの必要性を感じましたし、これからの時代は活用していくべきなんだろうなと何となく感じ始めました。
そこで、「こんなにWebサイトが見られているのであれば、もうすこし見栄えも中身も良くして、ちゃんとしたものを作ろう。今度はきちんと制作会社にお願いして作ろう」と考えました。
「餅は餅屋」にお願いしようと(笑)。
アールを知った理由や依頼しようと思った決め手は?
アールさんを知ったのはWeb検索からです。
実は他にも2社ほど制作会社さんを見つけて見積もりも各社に依頼しました。3社のうちどこにお願いするかは、もちろん予算面のこともありましたが、それだけで決めたくはなかったんです。
アールさんより価格が安い会社さんもありましたが、せっかく作り直すなら「安かろう悪かろう」にはしたくなかったですし。
でも最終的な決め手は、アールの担当者である衛藤さんと直接お会いして話を伺ってからですね。
何の業界でもそうですが、営業さんや担当者の方によっては、とにかく気をつかって営業をして仕事をとろうという方もいるじゃないですか。でも衛藤さんはそういう感じじゃなかったんです。良い悪いを的確にハッキリ言ってくれそうだな、って。
私も人と接する仕事を長くやっていますから「この人なら大丈夫だな」っていう直感的なものもありました。
あとは、やっぱり対面ですぐ打ち合わせなどができる状況がよかったというのはあります。アールさんとうちの店舗は近いし(笑)。「思い立ったらすぐ動けるところがいい!」というのもありました。
PLUGでのWebサイト構築中のはなし
PLUG構築時に、やりたかったことや気になったことを振り返っていただきました。
PLUGでの制作中、弊社スタッフとのやりとりなど気になった点はありますか?
オンラインチャットツールのチャットワークでのやりとりは、正直「うーん…文章で説明されると長くてわかりづらいし伝わりづらい!」と思うときは時々ありましたね(笑)。
会って直接話したほうが早くないかな?って・・・(笑)。
そんな時は、実際に会って打ち合わせもさせていただきましたし、そこはアールさんも柔軟に対応してくださったと思っています。これもさほどきお話ししたように、アールさんとうちが距離的に近かったからできたのかもしれません。
でもチャットワークは伝えたいことや用件が記録として残るし、自分の都合やペースで返信ができるので、今となってはとても便利なツールだなと思います。
Webサイトに必要な文章を自分で考え作成する工程についてはどうでしたか?
私自身ブログも以前から自分で書いていましたし、思っていることを文章にすることは苦手ではないので、わりと思いのままを書いていけました。
おそらく旧Webサイトで書いた自分の文章が、ひな型としてあったのもスムーズに書けた理由のひとつかもしれません。
ジュエリーのを見せるうえで大切な写真などについてはどうでしたか?
写真に関しては、今も改善点があるかなと感じています。
今回プロのカメラマンさんにお願いしをしましたが、宝石屋としての目線から見ると、もう少し「こうしてほしい」などの要望もあり、再度撮影をお願いしたりしましたし。やはりジュエリーの美しさを魅せるうえで写真はとても大切ですので、そこはこだわるべきポイントのひとつだと思っています。
また旧Webサイトの時から自分で写真を撮ったという経験もあるので、今後自分でも可能な限り理想の写真が撮れるようにしたいなと考えています。
カメラのレンズも買おうかなって思ってます(笑)。
新たな事業を広めるためにオンラインショップも開設
今回、Webサイトをリニューアルするにあたり、実現したかったことのひとつが「オンラインショップ」でした。
その理由は、弊社の新たな取り組みのひとつである「おウチが2人の宝石店」というサービスを発信していきたかったからです。このサービスは18ペア36本、選べるバリエーションは104パターンの結婚指輪の見本リングをお客様に全てお貸しし、ご自宅でゆっくりリング選んでいただけるというもの。
コロナ禍で宝石店へ足を運ぶことが気になるという方や、宝石店での接客はちょっと緊張してしまってじっくり選べない、というお二人のためにプロデュースしました。
これから結婚を控えている方はデジタルネイティブ世代の方が多いというのもあり、このサービスをオンラインショップで提供したいと思っていたので、それが実現できたのはよかったです。
新Webサイトの今後の運用などについて
Webサイト構築に対する基本的な知識をはじめ、文章を書くこと、写真撮影などなんでも器用にこなす橋本さん。新しくなったWebサイトについてもお考えがしっかりとあるようです。
新Webサイトの出来映えや周囲の反応などはいかがですか?
旧Webサイトより、かなり整ったなと思います!
ただ、正直満足度は100%かというと・・・そうではないですね。たとえばTOPページの写真もスライドとかにしたいですし、写真も変えていきたいですね。
新Webサイトをみた周囲の反応は、なかなか好評です。実際に新規のお客様も旧Webサイトのときより増えてきています。なかなかの手ごたえです!
また、既存のお客様もよく見てくださっているようで「お知らせ」や「ブログ」は良くチェックしてくださっているので、私もまめにここは更新しています。
よくお客様から「ホームページのブログ読んだよ」「お知らせでスケジュールがわかるとありがたい」などの声をいただくんです。ですので店の営業スケジュールの発信や、ブログ記事の投稿などは、私の業務のルーティンにしています。
またWebサイトをリリースしてから、「お知らせ」の表示件数もアールさんにお願いして増やしていただきましたよね。これも、お客様の目に留まるようにしたかったらです。
Webマーケティングツール【CONCENT(コンセント)】は活用されていますか?
はい、【CONCENT(コンセント)】は見ますね。だいたい1日1回はチェックしています。
CONCENTではブログ「ハシブログ」で、どんな記事がよく読まれているかを数値で見ることができるのでいいですね。
よく読まれている記事などを入り口として知ることで、今後どんなネタがにしようかなというアイデアの方向性も決めやすいですし、事業展開の仕方の参考にもなります。
Webマーケティングツール【CONCENT(コンセント)】とは
新しいWebサイトを活用するために実行していること
まずは先ほどもお話ししたような「お知らせ」や「ブログ」などの情報をしっかりと更新して、お客様にとって役立つ新しい情報を発信していきたいと考えています。
そのためにも引き続きCONCENTという便利なツールを活用し、今まで以上にうちの既存のお客様はもちろん、新規のお客様に役立つコラムも書いていこうと思っています。
またオンラインショップのほうは、正直私自身もなかなか手が回りきれていないというのが現状でして・・・。まずは「マリッジレンタル」のあらたな事業を公式サイトでしっかりと発信して、オンラインショップへとつなげていけたら理想だなと思います。
リアル店舗と同じようにWebサイトも運用し整えて魅力あるものに
今回Webサイトをリニューアルしたということは自社に1つの部門が増えた、というような感覚で私はとらえています。Webサイトもお店のひとつとして整えて行く必要があると思うんです。
もちろん、まだまだ整えられてない点や改善点はありますが、少しずつできることから取り組んで行きたいと考えています。
私が長年行っている外商販売と、今回生まれ変わったWebサイト、どちらもすべてはお客様が満足のいくジュエリーという特別なものに出会えるためです。今後も地道にできることを着実に行っていきたいと思います。