「とりあえずカタチになっておけば良かったので、知り合いに作ってもらった」
「予算もなかったので、無料のホームページ作成ツールで見た目だけをととのえて作った」
初めてのホームページ制作において、こうした話はよく聞きます。
ホームページ制作は建物と同じで見かけだけなら誰でも作れます。ですが、しっかりとした基礎がなければ高い建物が建たないように、ホームページにおいても適切な基礎がなければ、コンテンツが綺麗に積み上がりづらくSEO効果も低下してしまいます。
Webマーケティングで適切なコミュニケーションを実現するためのホームページには、適切な基礎が必要なのです。
目次
HTMLはホームページと検索エンジンの共通言語
「HTML」とは(HyperText Markup Language)の略語で、ホームページを制作するために開発された言語です。私たちが日ごろ目にしているWebページの殆どにHTMLが使用されています。
これに、CSSやJavaScriptを併用することによって、ホームページの装飾や動きがつけられます。
適切な効果を実現するホームページは、適切でキレイなHTMLで構築されています。
ではなぜキレイなHTMLで構築されるホームページが適切な効果を実現するのでしょうか?
HTMLとは、人間と機械との間でコミュニケーションを可能にするための共通言語です。
人間の言葉はホームページのコンテンツとして表現されるので、HTMLとは「ホームページと検索エンジン」のコミュニケーションを可能にする共通言語になります。
人間同様、ホームページと検索エンジンとの間でも、ある程度であればツギハギの言葉(HTML)でも会話は成立するのですが、ツギハギの言葉(HTML)で会話(構築)されるホームページがネット上に増え過ぎてしまうと、検索エンジンは正確な理解に苦しみはじめ、適切な検索結果を出せなくなってしまいます。全体理解がスムーズに行いづらくなるからです。
※検索エンジンの目的とは、検索ボックスに入力されたキーワードと関連性の高いWebページや画像などの情報を検索結果に返し、検索ユーザーの課題解決をサポートすることです。詳しくは下記コンテンツをご覧ください。
コンテンツマーケティングとは?Google検索エンジンの意図から紐解くコンテンツSEOについて
ツギハギの言葉より、標準語(共通言語)で、一定のルールに沿った言葉を正しく扱う方が、検索エンジン側の理解も正確となり、ホームページを扱う情報発信者側の意図した内容がスムーズに伝わります。そのことで適切な処理が行われやすくなるのです。
キレイなHTML構造で検索(SEO)に強いホームページになる。その理由
ホームページをつくってWebマーケティングをする際に、サイト運用者が最も力を入れ、主要な集客施策として考えているのが「SEO(検索エンジン最適化)」です。
以下は弊社独自で行ったアンケートで、初めてホームページ制作を行う方々と2度目以降のリニューアルを行う方々が、ホームページをつくる際に「一番重要視すること」をまとめた結果になります。
※アンケートはまだ受付中ですので、よろしければご協力お願いします。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdptQ2W-vjfkLrRDRamfPSrEJ0ZO2r29HdfdI-F3PSmyIdixw/viewform
皆さん、見た目のデザインのオリジナリティと同様に、検索に強いサイトを求めていることが分かります。
では、検索に強いサイトをつくるにはどうすれば良いでしょう?
検索エンジン最大手のGoogleは、Google検索エンジンにおけるSEOを実現するためのガイドライン「Google検索の基本事項(旧Google ガイドライン)」を公開しています。
「Google検索の基本事項」とは、Googleとホームページの間で情報をスムーズにやり取りするための共通ルールであり、Google検索エンジンがWebページをインデックス(ページ情報が検索エンジンのデータベースに分類・記録される状態)し、検索結果に表示するために必要なポイントが書かれたガイドライン(マニュアル)です。
こうしたガイドライン(マニュアル)に沿った、丁寧なホームページづくりがSEO効果を高める基礎になります。
近年は、ツギハギの言葉(HTML)でも内容を正確に理解できるようにと、検索エンジン側でもAI技術を進化させ、解析の精度を高めていると言われています。
こうした流れから、最近は「質の高いコンテンツさえあればHTML構造はさほど気にしなくてもよい」との専門家の意見も出てきているのも確かです。
しかし私たちは「HTML構造は不明瞭なものよりも、キレイであったほうが良い」と考えています。その理由は以下です。
①Google以外の検索エンジンや、音声検索にもボーダレスに対応できるから
1つ目は、検索ではGoogleのキーワード検索だけではなく、Google以外の検索エンジンや、音声検索などに対しても配慮する社会になってきているからです。
世界的に見れば、検索はGoogleのキーワード検索だけでなく、Bingや、Baiduや、DuckDuckGoなどでも行われます。また、Google Homeや、Siri、Amazon Alexaなどの音声検索の利用者も年々増えてきています。
加えて、検索を行う人々は皆健常者ばかりではありませんし、自国の言葉のみを扱う人ばかりではありません。
「グローバル」や「ボーダレス」という言葉が世界中で叫ばれる中、文字を読めない方々へ対しても、また翻訳機能を活用して情報取得を行う他国の人たちに対しても、快適なサイト体験を提供しなければならない時代になってきているのです。
世界的な共通言語であるHTMLが正確でキレイな構造であれば、こうしたGoogle検索エンジン以外の機械とも円滑なコミュニケーションが可能になり、ユーザー体験(UX)が更に向上するはずです。
②Googleが推奨しているから
2つ目は、やはりキーワード検索において世界シェア91.88%を誇るGoogleがそう推奨しているからです。
※Webトラフィック解析を行うWebサイト「StatCounter」によると、2022年6月時点で、Googleの世界検索エンジンシェアは91.88%。次いでBingが3.19%、Yandexが1.52%、Yahooが1.33%、Baiduが0.76%、DuckDuckGoが0.64%となっています。
検索エンジン最大手のGoogleは、Googleの使命を「Google の使命は、世界中の情報を整理し、世界中の人がアクセスできて使えるようにすることです。」としています。
上記はGoogleが掲げる使命ですから、Google側には世界中の人々がアクセスできて使えるホームページが適正な評価を得られる仕組みが必要になります。
そのためGoogleは、情報発信者とGoogleの共通言語としてHTML5(HTML5とはHTMLのバージョン5、改訂第5版のこと)でのWebサイト構築を推奨し、「このように構築してくれれば、私たちも正確に情報を把握でき、適正に評価できます」と、独自のガイドライン「Google検索の基本事項」を公開しているのです。
ルールがあるのであれば、そうしたルールに従った方が、コミュニケーションはスムーズに進み適切な評価がかえってくるはずです。
Googleの「Google検索の基本事項」に沿ったキレイなHTML構造で構築されるホームページは、Googleのさまざま情報処理においてエラー無く正確な処理を可能にします。
また、例えば皆さんはGoogle検索において、下記のような表示を目にしたことがあるのではないでしょうか?
これは、「構造化データ」と呼ばれるGoogleが指定した記述方法に基づいた構築を行うことによって、Google側へ情報提供がなされた場合に表示される(可能性が高まる)「リッチリザルト」と呼ばれるものです。
Webページの意図を伝える手がかりとして構造化データを提供することで、Google はそのページをより正確に理解できるようになり、こうした通常の検索結果に比べ、より多くの情報が表示されるようになります。
このように、Googleの「Google検索の基本事項」に沿ったキレイなHTML構造で構築されるホームページは、検索表示においてもメリットは大きく、クリック率と検索順位両方に好影響を与えることから、ホームページへの流入にも大きく貢献するのです。
私たちは、意図したカタチで適切な評価が得られるホームページを提供しようと考えています
私たちアール株式会社は、情報発信者の意図したカタチで適切な処理(評価)が得られるホームページを提供したいと考えています。
「簡単につくること」を目的として作られた無料のホームページ作成ツールなどでは、見た目は整うものの、こうしたHTML構造や内部リンク構築が不十分だといわれています。
適切な基礎がなければコンテンツはキレイに積み上がらず、検索においても情報発信者の意図する内容に沿った適正な評価が得られづらいのです。
こうした理由から、PLUG含め、私たちが提供するホームページにおいては、Googleのガイドライン=「Google検索の基本事項」への準拠を当たり前とした基礎構築を基本方針としています。