せっかく苦労して作り上げたWebサイトのパフォーマンスが上がらず、なかなか人気順位を上げられないとの悩みをよく耳にします。そのような場合、「直帰率はどのような状況ですか?」とご質問すると、皆様たいていキョトンとした顔をされることが多く見受けられます。
ここで取り上げた直帰率とは、ユーザーがサイトを訪問した最初のページから、他のページを閲覧することなくサイトから離脱した場合の割合を意味しており、技術的にはGoogle analyticsによって実際の数値を測ることができます。
直帰率は自分のサイトの内容と情報を探している人達が、どれだけピッタリとマッチしているかを知るための一つの指標として非常に重要な数値となります。
直帰率が高い状態とは、検索エンジンなどでキーワードを目指してサイトを閲覧しにきたユーザーが、自分の希望するコンテンツに出会えなかったため、中身をほとんど読まずに別のサイトへ移動してしまうといった状況が想定されるからです。これは自分のサイトの主題と内容にギャップが生じており、あまり健全な運用状態ではないと言えます。
しかし直帰率が高くても、例えばサイトの滞在時間が長いなど、他の良好な指標を加味する事で、実は運用がうまくいっている場合もあります。自身のサイト運用を円滑に進めるためにも、重要な指標となる直帰率について、まずはしっかりと意識することが成功への近道となります。