離脱率とは、すべてのページビューにおいて、そのページがセッションの最後のページになった割合のことをいいます。
Webサイトを設置したサーバーにあるアクセスログを解析すると、特定のページの離脱率がわかります。離脱率は特定のページから別サイトに移動した、あるいはブラウザを閉じた訪問者の人数をページの閲覧数で割ることで算出され、離脱率が高いページは、訪問者の興味を惹かない内容である可能性が高いということになるわけです。
では、離脱率が高いページを発見した場合、具体的にどのような対処を取ればいいのでしょうか。
まず、サイト運営者自ら、そのページにアクセスしてみることが大事です。もしかすると、そのページにあるJavaScriptやPHPが誤動作を起こし、エラーが表示されているという可能性があるからです。当然、エラーが表示されれば本来のコンテンツは見られないので、サイト訪問者は退出せざるを得ません。
自分でアクセスしてみて表示面では特に問題ないという場合は、ページに書かれている文章や画像の内容を確認してみましょう。この際、客観視することが大切です。たとえば、見る人によって反応が変わってくるジョークが書かれていたり、人によっては嫌悪感を抱く画像が貼られていると判断した場合は速やかに差し替えましょう。
また、単純にページの内容が面白くないということも充分あり得ます。この場合は内容のてこ入れを図るといいでしょう。